『ペンシラー☆カナ 特別版』
作 猫柳まんぼ
※ちなみに場所は開発室ね。
■カナ地獄変 第1回
【カ ナ】北18条商店街の福引券(補助)をもらっちゃった。
【くらげ】あっ、それあたし欲しい。
【カ ナ】好きなんですか福引?
【くらげ】人はあたしのことを福引の女王と呼ぶわ。
【すもも】……そんな呼ばれ方は嫌だな。
【くらげ】何かしら、そこの着ぐるみ?
【すもも】何でも有りません、お姉様。
【カ ナ】じゃあ、くらげさんにあげます。
【くらげ】ありがとう。
【くらげ】お礼にオッパイを揉んであげよう。
【カ ナ】変なことをするとあげませんよ。
【くらげ】やーね、冗談よ。そうだ、お礼と言っては何だけど、あたしのとっておきを特別に見せてあげよう。
【モナモナ】いま、思い付いたっぽいね。
【くらげ】……うるさいわね。
【めろん】図星。
【くらげ】……。
【すもも】どれ、あたしにも見せてみ。なになに《カナ地獄変》?
【カ ナ】にゃあ〜どうして、ボクの名前が付いてるんですか!
【くらげ】インスピレーションね。
【カ ナ】……何処で何を思い付いてるんですか?
【くらげ】まあ、いろいろなわけよ。
【モナモナ】さすが寝ても覚めてもエッチなことばかり考えてるだけはある。
【くらげ】そのとおりなんだけど、はっきり言われると何故かカチンと来るのよね。
「ここ……」
カナは、目を覚ました。
「何処……」
薄暗い場所だった。何も無いがらんとした場所。
アパートのような、いや夜逃げした後のような貸事務所のようにも思える。
非常口を示す緑色の光が眩しく光っていた。
「……動けない」
腕が後ろに回されたまま動かない。
「ボクは……」
初めて自分が床に転がされていることに気付いた。
しかも後ろ手に縛られて。
胸の膨らみの上下に縄が回されている。
「にゃあああ〜なにこれ……」
床は、工事現場で見るような青いビニールシートが敷かれていた。それもカナの転がされている場所だけ。まるでシーツ代わりのように。
「ボク、どうして……」
目覚めたばかりのまだはっきりとしない脳細胞を回転させて、ここに転がされる前の記憶を必死に手繰り寄せる。
「公園……」
そうだ、会社帰りの夜の公園。
深夜に近い時刻の公園をひとりで歩いていたのだ。
「……あそこで……」
月明かりの無い真っ暗な夜だった。街灯も明るいとは言え無かったけど、慣れた場所だから、特に警戒するようなことも無かった。
あの時、突然、首筋にショックを感じ、目の前が真っ暗になった。
そしてさっきの目覚めへと繋がる。
時間が、すっぽりと抜け落ちていた。
「これって、誰かに浚われたってこと……」
カナの中で恐怖感がジワジワと大きくなり、鳩尾のあたりが苦しくて口を開けて喘いだ。
「早く逃げなきゃ……」
だが、身体が思うように動かない。
「くっ……」
腕は、不自然な形で括られていた所為で、痺れて感覚が無くなっていた。
身体を捩ると、肩と腕に掛けて、鈍い痛みとチクチクした感触が甦って来た。
「とにかく逃げなくちゃ……あれっ?」
身体を起こそうと足に力を入れたが……。
「にゃあ……足まで……」
足首のところも縄で括られていることに、いまさらながら気付いた。
キュッ……。
「……!」
ビニールシートの上で這いまわっていたカナは、塩ビの床材が擦れる音に凍り付いた。
足音……。
自分の足のある方向に人の気配を感じた。
しかも驚くほど近くに。
「だ、誰……」
声は、自分でさえ聞きづらいほど掠れていた。喉がカラカラで、舌が口の中で貼り付く。
キュッ……キュッ……。
足音がゆっくりと近付く。
「……来ないで……」
はいずって逃げようにも、思っている半分も身体が動かない。上半身を起こすことすらままならない。
変化と言えば、スカートが太ももまでまくれたぐらいだ。
「……」
視線をその剥き出しなった太ももに感じる。
気配と視線の方向、カナのつま先の直ぐ向こう側に人影が現れた。暗くて顔などは、わからないけど……シルエットはくっきりと際立っていた。
「……誰なの?」
影の輪郭は、男のそれだった。
目を凝らすと顔をすっぽり黒いマスクが覆っているのがわかった。
マスクから唯一、露出しているギラギラとする目が、舐めるようにカナの身体の上を往復する。
「……ボクをどうするつもり……」
改めて上半身を起こそうとするが、スカートがさらにまくれるだけの効果しか無かった。
「あっ……」
太ももから下着に注がれている覆面男の無遠慮で強い視線は、カナの不安に油を注ぎ続ける。
「にゃあ……」
足首を括られたままの足をもじもじさせるが、スカートの裾は直るどころか、完全にまくれ上がってしまう。
「見ないで……」
怯えた声は、か細く震え、それに被る荒い呼吸音からは、男の興奮度合いを容易に推し量れた。
「はあ、はあ、はあ……」
男は、荒い呼吸のまま、手にしているものを前に出した。
パチパチパチ……。
青白い火花が散る。
「それって……スタンガン」
カナは、フリーズして息を飲んだ。公園でもそれを使われたらしい。
「……」
男は、スタンガンを手にしたまま、カナの傍らに無言のまま屈み込む。
「あっ……」
太ももにプラスチックの硬い感触が当たる。スタンガン先端だ。
「……止めて……」
熱を帯びた硬い感触が、太ももを下から上へと往復する。
「おとなしくしていろ」
ボイスチェンジャーを通したような声が囁かれた。
「暴れたらどうなるかわかるな」
パチパチパチ……と、軽い音と眩しい閃光が、目の前で放たれた。
「……やっ……」
網膜を焼くほどでは無いが、カナの動きを止めるには充分だった。
「……止めて……」
「おとなしくしていれば、痛い思いはしない」
聞きづらい機械的な声が、耳元で囁く。
「……変なことはしないで……」
「……」
カナの声を無視して、足のロープを解きにかかる。
「止めてよ!」
今度は無視せず返事の代わりにカナの腹部にスタンガンを押し付ける。
「……あっ……やっ……」
縄が解かれて、足が軽くなる。
「お願い、触らないで……痺れてるんだから」
カナは、男を刺激し無いように小さな声を出す。男は、一方でスタンガンを押し付けながら、もう一方でカナの足をソックスを脱がせた。
「んっ……」
血行の良くなった足がジンジンとするが、お腹の上のスタンガンが動きを封じていた。
「縄の跡が残ったな……」
残念そうな男の声がした。ボイスチェンジャーを通した不明瞭な声でも、そのニュアンスは容易に感じ取れた。
「……あっ……」
男は、カナの片足を膝で固定し、もう一方を持ち上げて足を割り開く。
「にゃあ……止めて……」
横向きに寝そべって片足を大きく開いた形に強制される。
「痛いよ……」
カナは泣きべそをかくが、スタンガンを太ももに当てられると声を殺した。
「そう、それでいい」
スタンガンが床に置かれ、男はマスクをずらした。
ピチャッ……。
「……えっ?」
突然、持ち上げた方の足の指に柔らかい感触がした。
「……嫌っ……」
男の舌の生暖かく柔らかい感触にカナは身体をこわばらせた。
カナの足の指を丹念に舐める。
「……止めてよ……」
これまでそんな経験の無いカナは、その気持悪さに涙を浮かべて小さな声で抗議する。
「おとなしくしているのと暴れるのでは、どちらが得か?」
機械を通した声に抵抗は言葉だけで終わってしまう。カナは目を閉じて顔を背けた。
「そう、それでいい」
男は、満足そうに呟き、再度カナの足の指に舌を這わせた。
【カ ナ】にゃあ〜ボクが捕まって足を舐められちゃってるよ。
【モナモナ】美味しいのかな。
【カ ナ】……その目は止めてモナモナ。
【くらげ】続きは、またの機会に。
【モナモナ】福引の券を持って来いということだね。
【くらげ】催促してるみたいで悪いわね。
【カ ナ】……別にボクは読みたいとは……。
【くらげ】この先、どうなるか確認した方がいいんじゃない?
【カ ナ】……もっと酷いことされるに決まってるよお。
■カナ地獄変 第2回
【カ ナ】また福引券を貰っちゃった。
【モナモナ】くらげにあげたら?
【カ ナ】……また変な小説を読まされちゃうよ。
【モナモナ】面白かったじゃない。
【カ ナ】……券、捨てちゃおうかな。
【くらげ】えっ、何処に福引券有るの?
【モナモナ】カナが持ってるよ。
【くらげ】ありがとう。
【カ ナ】……でも。
【くらげ】くれないの?
【カ ナ】そういうわけじゃないですけど。
【くらげ】わかってるわよ、小説と引き換えなんでしょう。
【カ ナ】えっ……そうじゃなくて。
【くらげ】心配しなくても、ちゃんと用意してるわよ。
足の指をしゃぶりながら男は、もう一方の手でカナの膝の裏側から脚の付け根へと太ももを擦るように触る。
「あっ……」
じっとりと汗ばんだ肌を愛しげに愛撫する男の手は、カナのショーツへと徐々に近付く。
ただでさえ短いスカートは完全にまくれ、いまは白いショーツのほとんどが男の目に晒されている。しかも都合が悪いことに今日は、いつもより身体にぴったりとフィットしている薄手のもの身に着けていた。
男の手の硬い感触がショーツに近付いては、際どいところで膝の方へと戻って行く。カナは身体を緊張させたままじっとしていたが……。
「あう……」
太ももを揉まれて、思わず声を漏らしてしまう。友達にふざけてやられたら、キャッキャ騒いでしまうようなくすぐったさだったが、いまは苦痛と何ら変わりは無い。額にベットリとした汗が浮かんだ。
「はあ、はあ……」
マイクに風が当たるような音がして、男の息が荒くなるのがわかる。
皮膚の硬い掌は熱く、カナの汗と男の汗が混ざって肌の上をヌルヌルさせる。
男の手がショーツに触れた。
「……駄目……」
カナは小さな声で呟く。
ゴムの部分を掴んで上に引っ張られる。
「……くう……」
股間にショーツの底布が食い込む。カナの恥ずかしい部分の形が薄布の上に浮かび上がりそれから、肉の合わせ目の中に沈んだ。
「止めて……痛いよ……」
背中を丸めて足を閉じ様と力を入れた。
カチカチ!
オモチャみたいな音と同時にカナのお腹から衝撃が伝わり、一瞬にして目の前が真っ暗になった。
失神したのは、ほんの一瞬だった。
目を開けると、薄暗い風景が涙で滲んでいた。
男の手は既にショーツから離れていたが、底布は股間に食い込んだままで、いまだヒリヒリ感が残っていた。
鼓動は大きく、耳鳴りがする。脚の付け根には、まだ男の手の感触が残っていた。
いや、いまも股間の食い込んだショーツの両側で蠢いている。
「お願い、触らないで……」
カナは、泣き出したいのをこらえて男に訴えた。
「何処をだ?」
男はマスクを直すとカナの顔を眺めた。
「何処を触って欲しく無いんだ?」
宇宙人か何かを連想させるような声が問い掛ける。
「……パンツのところ」
「それなら、触らなくていいように脱がしてやろうか?」
マスクの下で薄笑いを浮かべている気配が感じ取れた。
「そうじゃなくて……」
「はっきり、言わないとわからないぞ」
男の指が、本来ならショーツに隠されている部分、割れ目の両側の肉を揉む。ほんのちょっと指を左右に開いただけで、恥ずかしい粘膜がショーツの下から顔を覗かせてしまいそうな位置だ。
「ボクの……恥ずかしいところ……」
耳まで真っ赤になっているのが自分でもわかる。
「恥ずかしいところだけじゃハッキリしない」
男の指がショーツの布地と肌の境に触れる
「あっ……駄目っ……」
カナは、囁くように押し殺した小さな声を出す。
「どうして、駄目なんだ」
男の指は、ゆっくりと指をスライドさせる。
「……だって……そこは……」
カナは、言葉が上手く続けられず絶句してしまう。
「話せないってことは、問題は無いってことだな」
食い込んだショーツの上に男の指が移動する。
「……やっ……」
カナは、割り開かれた足を閉じようと力を入れた。スタンガンのボルトが低かったのか、それとも電撃に慣れたのか、既にダメージから回復していた。
「動くな」
男は、カナに覆い被さると頬に冷たくて硬いモノを押し付けた。良く見えなくてもそれが金属製のブレードであることは直ぐにわかった。
「こっちは、気絶するだけじゃ済まない」
男は改めて、ギザキザの着いたサバイバルナイフを見せた。
「……にゃあ……」
怯えた子猫の声しか出ない。
「いい眺めだ」
ショーツを食い込ませた両側の肉は、プクっと腫れた感じで少し赤みを帯びる。
「……あうっ……」
布地が食い込んでる痛みの中に別の感覚が混ざっていた。でも、男に悟られたく無くてカナは表情を強張らせた。
「どうだ?」
ショーツの底を押されると布地が敏感な粘膜をダイレクトに擦った。
「……痛い……」
「最初だけだ」
「……そんなこと……」
反論しようとしたが、冷たいブレードが口を噤(つぐ)ませた。
「おしゃべりな娘は好きになれない」
「……でも……」
「好きじゃない娘の安全は、保障出来ない」
「……」
「そう、おとなしく。人形のように」
男の指がショーツに掛かった。
「……やっ……」
男を刺激し無いように声の大半を口の中で殺した。
「そう、静かに」
ボイスチェンジャーで安っぽい声を作り出しているが、その調子自体は酷く落ち付いていた。息の荒さから興奮しているのは間違い無いのに。
《それだけ、慣れているということか……》
自ら導き出した結論にカナは、さらに緊張を増加させた。
ショーツがまたカナの中に食い込む。
「くうっ……」
今度は、ショーツの前の部分を掴んでTフロント状にしてカナの割れ目の中に絞った布地のほとんどを落ち込ませた。
「……あっ……」
カナの腰が浮いてしまうほど強くショーツを引き上げた。
ショーツは縄状になって、カナの敏感な粘膜とお尻の両側に食い込み、肉襞の一部が膨らむ前から少しはみ出した。
苦痛の声を挙げたかったが、目の前のナイフがそれを許さない。
「……痛い……」
それでも、揺さ振られて割れ目の中を蹂躙されると思わず声が漏れてしまう。
「痛いか……だろうな」
伸び切ったショーツにナイフを当てると、まるで紙を裂くよう簡単に布地を引き裂いた。
「足を開け」
ショーツの残骸を投捨てると一言カナにそう命令した。
【モナモナ】ついにパンツを取られちゃったね。
【カ ナ】……予想通り酷いことになってる。
【くらげ】ふふふふふふ、続きが気になるでしょう?
【モナモナ】うん、なるよ。
【カ ナ】……ボクは心配なだけです。
【くらげ】なになに続きは、ちゃんとあるからご心配なく。
【カ ナ】……そうじゃなくて。
■カナ地獄変 第3回
【カ ナ】にゃあああ〜いらないって言ったのにまた福引券を貰っちゃったよ。
【モナモナ】結局、カナはくらげの小説が読みたいんだね。
【カ ナ】……絶対に違うよ。
【くらげ】これはこれは、ご苦労。
【カ ナ】あっ、ボクの福引券……。
【くらげ】今年もこれでコシヒカリ10キロをいただかなきゃ。
【モナモナ】あたし、一度に5キロは食べられるよ。
【カ ナ】おかずは全部、レトルトなのかな。
【くらげ】それとカナの作れるモノね。
【カ ナ】……そうきますか。
【くらげ】はい、これ、約束の小説。
【モナモナ】カナの運命やいかに。
【カ ナ】どうせ、酷いことされるに決まってるんだ。
「……でも」
「早くしろ」
冷たいブレードが太ももに当てられた。ほんの少しでも引けば簡単に切れそうな気がした。
「……わかったよ……」
脅す目的だけのナイフには思えない。カナは、即されるまま太ももを左右に大きく割り開いた。
カチっと小さな音がして、自分の股間の辺りが明るくなった。
「あっ……やだ……」
小さなライトがカナの恥ずかしい部分を照らし出す。
「少し膨らんだようだが、まだ、閉じたままか」
男の声が抑揚の無いまま響く。
「まったく濡れて無いというわけでは無さそうだな」
指が割れ目を跨いで置かれ、無遠慮に合わせ目を左右に開いた。
「……やっ……」
外気が内側の粘膜の熱を奪う。
「悪く無い、綺麗な色だ」
男は、カナの反応を他所に恥ずかしい粘膜の観察に没頭する。
「まだ男を咥え込んだ様子は無いな」
男の指は、女の子の穴の入り口を広げる。
「奥がヒクヒクしてるぜ」
入り口から光を当て、更に奥を観察する。
「……ああ、許して……」
「処女膜まで見えるな」
「……あっ、痛いよ……」
男の指に敏感な粘膜はチリチリ痛んだ。
「要は、もっと濡らせばいいんだろう」
マスクに覆われた男の顔がカナの股間に近付く。
「たっぷり濡らしてやろう。それなら文句無いな」
マスクがまた捲られる音がした。
生暖かい息が敏感な粘膜に掛かると、意志と裏腹に熱を帯びる。
「いい匂いだ」
男が息を吸い込む。
カナは、意識を逸らしたくて、背中を丸めたまま目を閉じた。
ピチャッ……。
「くっ……」
敏感な部分を触られて、ビクっと身体を震わせた。
チュプッ……。
男の舌が、割れ目の中に入り込む。
「……あうっ……」
無視しようにも舌が蠢く度に背筋に電気が流れた。
「なに……これ……」
男の快感とは違う、鈍いけれど深く広がるって持続する快感。
強張っていた身体が自然に緩んでしまう。
「……止めて……」
改めて力を入れないと、自分から身体を開いてしまいそうになる。
ピチャッ……。
それまでの強引さとは打って代わって、優しく丹念に粘膜を舌先で擦っては、唇を当てて軽く吸う。
カナが自分で弄るより優しい舌の動きは、時には焦れったさを感じてしまいそうなほど。
「あっ、んっ……駄目っ……」
これで、ナイフというアイテムが存在していなかったら、快感の声を挙げてしまったかも知れない。それほどまで男の舌の動きは繊細だった。
「味が変わって来たな」
男が舌の動きを止めて、カナは、ハッと我に返った。
「……別にボクは……」
「トロトロだ」
男の舌が膨らんだ肉襞を舐める。
充血して割れ目からはみ出したそれは、僅かな刺激でも腰がヒクついてしまう。
「……くっ……ううっ……」
唇を噛んで快感の喘ぎを殺す。
「いい具合に広がって来たな」
舌先を尖らせて、ヒクついているカナの入り口に埋める。
「あっ、止めて……入っちゃうよ……」
舌が体内に入って来る。
快感と嫌悪感が混ざり合ってカナの中で複雑に効果する。
「止めて……あっ……」
涙を浮かべて首を横に振るが、小刻みに震える膝は、少しずつ左右に開いていた。
「あっ、はあ……はあ、はあ……」
男の頭が動いて、舌がカナの入り口をピストンする。
自分でもアソコが柔らかくなっているのがわかる。
これまでに感じたことが無いほど、身体の奥深くから熱い滴りが止め処も無く溢れてしまう。
「くっ、あっ……んっ……駄目っ……」
グチュッ……。
湿った音が自分の下半身からする。
チュプッ……。
男の唇が入り口に当てられ、カナのぬめりを吸う。
「……あうっ……んっ……」
電撃を浴びせられたようなショックがカナを襲う。
頭が真っ白になって、身体がビクッビクッと震えた。
【カ ナ】にゃあ〜こんなの嘘だよ。
【くらげ】そうね、ちょっと感じるのが早過ぎるかな。
【カ ナ】ボクは、絶対にこんなに感じたりしないよ。
【くらげ】あたしの小説のカナは、とっても感じ易い娘なの。
【モナモナ】このあと、どうなっちゃうのかな。
【くらげ】興味有る?
【モナモナ】あたしとしては、くらげの机に置いてある梅味のポテチに興味が有るよ。
【くらげ】味見してみる?
【モナモナ】うん♪
【カ ナ】……もう止めてえ。
■カナ地獄変 第4回
【カ ナ】にゃあ〜福引券は途中で捨てて来たから大丈夫だな。
【モナモナ】くらげ、さっき福引券を拾ったからあげるよ。
【くらげ】えっ、どれどれ、あっ本当だ。
【モナモナ】いつもお世話になってるからね。
【カ ナ】……。
【くらげ】福引券を貰ったからには、見せないわけにはいかないよね。
【カ ナ】いかないってことは無いですけど。
【くらげ】遠慮するなって、いい若い者が。
【すもも】……遠慮じゃないような気がする。
「んっ……」
ほんの短い失神だったと思う。
目を開けると、最初の時みたいにビニールシートの上に転がっていた。前と違うのは、スカートも脱がされて下半身が丸裸になっていること。
「にゃあ〜お尻が出てるよお」
腕は前と同じ。縄で括られたままで、そのおかげか、上の衣服に変化は無い。
汗を吸収しないビニールシートの所為(せい)で、頬がヌルッとする。
足も同じだ。
でも、下半身に感じた違和感はそれだけでは無かった。
ブーンという羽虫に似た音。
下腹部を中心に残る痺れ。
「これ……」
首を下に向けると自分の股間から細いコードが出ていた。そのコードの先は、オモチャに使うようなちゃちな電池ボックス。
「これって……」
下腹部の痺れは、機械的に短調で途切れが無い。
「バイブレーター……なの?」
カナの中にバイブレーターが挿入されていた。
いまは身体の中に埋まっていて見えないが、処女を傷つけないぐらいの大きさしか無い小さなモノだ。
痛みが皆無で、逆に心地良ささえ感じてしまう。自分のその部分だけがこの状況を楽しんでいるようだった。
「いったい……いつ入れられたんだろう……」
男の舌でイカされた直後、アソコを弄られたような記憶がある。
その時?
まだ、5分と経っていない筈なのに記憶は混沌としていた。
「くうっ……あっ……」
小さくても、まだ狭いカナの中は、バイブレーターでいっぱいだった。男の舌よりも乱暴な刺激だが、身体の奥深くを確実に熱くする。
「感じてるようだな」
男の持つライトが、カナの顔を照らす。強烈なでは無くとも、薄暗い部屋に慣れた瞳を幻惑するには充分だった。
「……ボクは……」
カナは、眩しさに目を細める。
「いいものをやろう」
横たわっているカナの身体を起こし、ぐんにゃりとした身体を座らせる。バイブレーターは深く入っていて、そのぐらいの動きでは降りて来ない。
「顔をあげろ」
顎を持ち上げられると痺れた腕がズキンと痛んだ。
「今度は、おまえの番だ」
カナの目の前に大きな肉茎が突き付けられた。もう限界まで膨らんでいるらしく先端が濡れた色になっていた。
「……ボクの番て……まさか……」
「舐めろ」
男は、ナイフをカナの首に当てた。
「……そんな……」
「早くしろ」
カナの腕を括った縄を掴んで立ち膝にさせた。それでも首を上に向けなくては届かなかった。
「バイブレーターは、落とすなよ」
「……でも……」
カナは立ち膝になったのを利用して、身体の中のバイブレーターを少し降ろしていた。上手くすれば、落とせそうだったのに……先にチェックされてしまった。
「力を入れるんだ」
「……あっ……くっ……」
仕方なく膝を閉じて力を入れると、カナの狭い道全体が、更に強い刺激を直に受けることとなった。
「歯を立てたらどうなるかわかってるな」
ナイフの腹をカナの頬に当てる。
「……う、うん……」
カナは小さくうなずいた。
男はカナの顎に手をやり自分のモノの前に導いた。
「飲み込むのは無理か」
唇に熱くて硬い肉の塊が当てられる。
その先端は、透明な液体でぬめっていた。
「舌を出せ」
「……」
カナは、目を閉じて舌を差し出した。
ピチャッ……。
舌先が熱いモノに触れる。それとぬめりにも。
「……んっ……」
その奇妙な味と感触に思わず首を引いてしまう。
「あっ、痛い!」
男がカナの鼻を摘まんで強引に引き寄せた。
「舐めろ」
半開きになった唇に男のモノが擦り付けられる
「あうっ……」
カナは、口を開いて男のモノを舌で受けとめる。男は、まだ深く中には入れず、まずは先端を舐めさせた。
「……んっ……あっ……」
ヌルヌルは凄く変な味というわけでは無いが、嫌悪感が先に立って顔をしかめてしまう。
「舌を絡ませろ」
カナの舌に自分のモノを擦り付けてスライドさせる。鼻は解放されたが、後頭部を押さえられて、どちらへも逃げられ無い。
チュプッ……。
唾液に濡れ肉茎が男の手にしたライトの光を鈍く反射させる。
「はあ……はあ……」
男の荒い息が漏れる。
身体をずらしながら、肉茎の先端から根元までカナの舌で清めさせると、唾液に濡れたそれは一段と熱くなった。
「吸え」
男のモノの先がカナの唇の中心に押し当てられた。
「……んっ……」
先端の大きな部分が口の中へと押し込まれる。
「あっ……んっ……」
歯が当たってるのに構わず男は、熱くなった肉をカナの口の中に入れる。
「くうっ……」
カナは、痛いほど口を大きく開けてやっと先端を咥え込んだ。閉じ切れない口の端から、唾液が溢れ、熱い肉で息が詰まった。
「……あうっ……」
目尻から涙を溢れさせながら、せめて涎が服を汚さないように結果として男が望むように熱く硬い肉の先端を吸う。
「そう、いい感じだ」
カナに自分のモノの先端を咥えさせたまま自らの手で肉茎をシゴく。
「あっ……くっ……」
カナは、口を開けてるので精一杯で男の動きなど、ほとんど目に入らない。ただ息を続けるのに必死で、それどころでは無かった。
「んっ……あっ……」
口の中にヌルヌルとしたモノの分泌が増える。
男の腰の動きで頭が揺さぶられる。
歯に当たって男のモノが傷付いたのか、血の味が混じり始めていた。
それでも、男に躊躇(ちゅうちょ)は見られなかった。
「あっ……んっ……んっ」
涙がカナの頬を伝う。
「くっ……」
突然、男の腰がギクシャクと動き、カナの喉を塞ぐほど深く挿入された。
同時に熱いものが、カナの口に放出された。
ドクッ……!
熱くドロッとしたものが、喉の奥を直撃する。
「……あうっ!」
カナは、男のモノを吐き出して激しく咳き込み、白濁の液体を青いシートに撒き散らした。
【くらげ】どお、ほんのちょっとハードな展開でしょう?
【カ ナ】……かなりですよお。
【モナモナ】面白かったね。
【カ ナ】……何処が。
【くらげ】何かご不満でも?
【カ ナ】……いえ、独り言です。
■カナ地獄変 第5回
【カ ナ】にゃあ〜しまった、また福引券を貰っちゃった。
【モナモナ】良かったね。
【カ ナ】……良く無いよ。
【モナモナ】そうなの?
【カ ナ】この次は、モナモナをヒロインにして貰うといいよ。
【モナモナ】でも、あたしは人間とは違うからなあ。
【くらげ】そうそう、大きさが問題よね。
【くらげ】というわけで、福引券をGET!
【カ ナ】あうっ。
【くらげ】ご褒美として、新しいところを読んでいいよ。
【モナモナ】わーい♪
【カ ナ】……ボクは、素直に喜べ無いよ。
「咥えろ」
カナは、出したばかりの男のモノをまた咥えさせられた。
柔らかくなって、さっきよりはマシだが、喉の奥を擦られるのは、苦痛以外のナニモノでも無かった。
男は、カナの頭を前後に動かして自分のモノを膨らませた。
「あっ……くっ……」
カナは、もう為されるがままだった。
尿道に残っていた液体も全部吸い出さされた。
「んっ……ああっ……」
男の支え無しでは立っていることもままなら無い。
「良し、いいだろう」
カナの口から抜き出されたそれは、初めて見た時と少しも変わらないぐらいに回復していた。
男の手が離れるとカナは、またペタンと床に腰を落とした。
男は、カナの後ろに回ると上半身を戒めていた縄を外す。
「……あうっ……」
マッサージされて痺れていた腕に感覚が戻って来た。いまは、触られるだけでもジンジンと響くのだが、縄で括られているよりマシだった。
腕の血行が良くなる頃には、精液と涎で汚れた服を脱がされ、今度こそ完全な丸肌にされた。
「にゃあ〜……」
男は、カナを後ろから抱くとうなじに唇を当てた。そして入れたままになっていたバイブレーターのコードを引き寄せた。
「あんっ……」
バイブレーターの本体が、カナの入り口に顔を出した。前に投げ出した足を慌てて閉じるが既に時遅く、男の手を挟み込むだけに終わった。
ゆっくりと引出されるバイブレーターは、甲高い作動音をその姿に比例して大きくする。
「……やっ……あっ……」
男は摘まんだバイブレーターをカナの中に出し入れする。
「……駄目っ……止めて……」
入り口の粘膜と肉襞が小刻みに振動する。
「んっ……ああっ……」
全身が薄くピンクに染まり、吐き出す息が熱を帯びる。
胸の上下に着いた縄の跡に汗が染みてチリチリと痛い。
「……くっ……あっ……ああっ……」
穴からバイブレーターを抜くと、割れ目からはみ出した肉襞をコネる。
「やっ……あっ……」
カナの声に苦痛の音は皆無だった。
「はあ、はあ……駄目っ……あっ……」
クチュッ……チュプッ……!
バイブレーターの音に濡れた粘膜の湿った音が混じる。
「やっ……あっ、あっ……」
次々に溢れ出して来る熱い滴りをカナ自身はどうすることも出来なかった。
「あっ……そこは……」
肉の合わせ目の中を何度も往復したバイブレーターが、今度はカナの肉芽を探り始めた。
「止めて……やっ……」
しかし、身体に力が入らずバイブレーターを操る男の手を止めることが出来ない。
「んっ……あんっ……」
カナが止めるよりも早く、バイブレーターの先端が敏感な肉芽を探り当てた。
包皮に包まれた肉芽の周囲にバイブレーターが円を描いて振動させる。
「やっ……ああっ、あっ……」
硬い部分に薄皮を1枚挟んだだけでバイブレーターを押し付ける。
「くっ……んっ……」
カナは、仰け反ると完全に男に身体を預けて喘ぐ。
「こんな、あっ……もう許して……」
足は、腕を挟むどころか、いまは膝が外側に向かって開いていた。
無意識にうなじを舐める男の顔に頭を擦り付けている。
「はう、あっ……あっ……駄目っ……」
切ない吐息と言葉が混ざり合って一つになる。
カナは、快感のピークへと近付いた。
「……えっ……」
絶頂の直前で、肉芽から突然バイブレーターが離れた。
「あん、そんな……」
カナは一瞬、不満の声を挙げそうになったが、慌てて口を閉じた。
それにバイブレーターが停止したわけでは無かった。
クチュッ……。
震えるバイブレーターに肉襞のぬめりを塗り付けると更にその下へと移動させる。
「そこ、あっ、嫌っ……」
今度、振動する先端がたどり着いたのは、お尻の穴だった。たっぷりと潤滑された小さなバイブレーターは、簡単にカナの中へと入ってしまう。
「あうっ……お尻なんて嫌だよ……痛い……」
お尻に力を入れてもバイブレーターの侵入を止められ無い。一気に突き入れられたわけではないが、ジワジワと直腸に沈んでしまう。
「あっ、止めてよ……お腹が、苦しい……」
カナは背中を丸めてバイブレーターの挿入に耐える。
「ああっ……んっ……駄目っ……駄目だったら」
掠れた声を挙げる。
男は、カナをうつ伏せにして振動するバイブレーターをピストンさせる。
「やっ……あっ、あっ……駄目っ、許して」
後ろから抱えられて入れられるより、ずっと楽にはなったが、それでもまだ苦痛とショックを取り除くほどでは無い。
「くっ、あんっ……んっ……あっ、嫌だよ」
バイブレーターに直腸の粘膜が引出される。ピンク色のそれは徐々に赤みを増す。
「もっと奥までほぐしてやるか」
男は、バイブレーターを抜き出して投捨てると、代わりに中指をカナのお尻の穴に沈めた。振動でほぐれた括約筋は、すんなりと節くれだった指を根元近くまで飲み込んでしまう。
「ああっ、止めて、入れないで……痛いよ……」
カナが身体を緊張させると、男の指を包む粘膜がキュッと締め付ける。
「その調子だ」
男は指を入れたまま、もう一方の手でローションを繋ぎ目に注いだ。次に前よりも更に硬さを増してそそり勃つ自分のモノにも掛ける。
クチュッ……。
直腸の入り口から中へとたっぷりとローションを塗り付ける。
カナが拒否しようとしても、下半身に力が入らず男に為されるがままだった。
「このローションには、ちょっとした細工がしてあってな」
「ほら、柔らかくしてくれる上に……」
男の言わんとすることがカナにはわかって来た。
ローションを塗り込められた場所から心地良い暖かさが生まれていた。
「はあ、はあ……くっ……お願い、変なことしないで」
カナが哀願して男の指は止まらない。それどころか、2本目の指を入れられて広げられてしまう。
「くっ……駄目っ……」
最初に感じたヒリヒリとした苦痛はもう無い。
それよりもいまは、快感に近い感触を否定するのがやっとだった。
「あっ、あっ……んっ……あうっ」
その様子を眺めながら男は、ローションにまみれた指を抜いた。
「これだけほぐれれば問題無いだろう」
「えっ……」
カナが振り返るよりも早く男が背中に覆い被さった。
同時にお尻に硬くて熱い感触がした。
「そんな……無理だよ……」
しかし、男はわずかな動きで既にカナのお尻の穴を広げていた。
「にゃあ〜駄目っ……」
柔らかくほぐされた後ろの穴は、ローションのぬめりも手伝って簡単に先端から太い部分の半分までを飲み込んでしまう。
「あっ……許して……駄目っ……」
しかし、男が動きを中断するわけも無く、そのまま腰を進める。
クチュッ……。
ローションで潤滑された粘膜が音を立てる。
少しずつ体重を掛けると、ツルツルとした肉の輪が限界近くまで広がり、ヌルッと太い部分が完全にカナの中に入ってしまった。
「嫌っ……あっ……そんな……広がっちゃうよ」
男は一端、そこで動きを止める。
「入ったぞ……」
男の声が耳元でする。
それまでの声とは違い……普通の人間の声。
しかも何処かで聞いたことのある。
チュプッ……!
カナは、振り返って確かめようとしたが、ピストンを始めた男によって床に押し付けられてしまった。
「あっ、あっ……あんっ……」
カナの中で生まれた未知の感覚が、新たに快感の列に加わるのにそれほど時間は要さなかった。
【カ ナ】にゃあ〜お尻をヤラれちゃってる。
【くらげ】処女は守ってあげたからいいじゃない。
【カ ナ】しかも途中から淫乱な感じになってる。
【くらげ】えっ、もっと泣き叫んだ方が良かった?
【モナモナ】それもいいね。
【くらげ】おっ、そこの妖精はなかなか通だね。
【モナモナ】まあね。
【カ ナ】……それでボクはいったい誰にヤラれちゃったんですか?
【くらげ】ご想像にお任せするわ。
【モナモナ】あたしなら、あの人だな。
【くらげ】えっ、誰?
【モナモナ】ゴニョゴニョ。
【くらげ】あっ、なるほどね、ちょっと洒落になんないけど。
【モナモナ】洒落にならない辺りがアレなわけよ。
【くらげ】うん、アレだよね。
【カ ナ】にゃあ〜勝手に盛り上がらないでよ!
【すもも】くらげ姉、今度はあたしがホテル王と恋に落ちる話を書いてくれ。
【くらげ】……SFはちょっと。
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